皆さま、お疲れさまです。うぃーず(@weeds611 )です。
医療従事者の方、日々の診療、本当にお疲れさまです。
2021年2月14日、待ちに待った「新型コロナワクチン」が国内で初めて承認されました。
世間ではこのワクチンについて様々な情報が飛び交っており、副作用について心配されている方が多いのではないでしょうか。
今回は新型コロナワクチンを受けたときに、もし副作用がおきたらどうするのか?について記事にしてみました。
(なお、記事は2021年2月15日時点のもので今後情報が変わる可能性がありますのでご注意ください)
この記事を読んで欲しい方
では、いってみましょう。
新型コロナワクチンについて(基本情報)
①日本で承認されたのはいつ?
昨年12月18日に承認申請が行われ、医薬品医療機器総合機構(PMDA)において承認申請がなされ、2021年2月14日に日本で初めて承認されました。
②メーカーは?
「ファイザー株式会社」
「BIONTECH」が業務提携しています。
③販売名は?
コミナティ筋注
④接種方法は?
1回0.3mLを合計2回、通常、3週間間隔で筋肉内に接種する。
日本でワクチンといえば皮下注射が一般的ですが、世界的にはワクチンは筋注が一般的となっています。今回の新型コロナワクチンも筋注です。
⑤接種対象者
16歳以上
(今後、臨床試験の結果によっては範囲が拡大する可能性があります)
⑥接種が適当ではない方
- 明らかな発熱を呈している方
- 重篤な急性疾患にかかっている方
- 重度のアレルギーの既往のある方
※妊婦の方については、有益性が危険性を上回るとされた場合とされており、本人の希望があれば接種できるかと思います(主治医の先生と要相談)。
新型コロナワクチンの副作用について
①起こるかもしれない副作用
- 注射した部位の痛み、腫れ
- 頭痛
- 下痢
- 筋肉痛、関節痛
- 疲労、悪寒(ゾクゾクする寒気)、発熱
上記の症状は、接種後によく起こる(10%以上)副作用です。
これらの症状は起きたとしても数日で治ることが多いですが、悪化したり長く続く場合は接種した医療機関に問い合わせをしましょう。
②起こるかもしれない重篤な副作用
- ショック、アナフィラキシー(ワクチン接種直後、5分以内、通常30分以内に起きる可能性があります。)
- 皮膚症状(皮膚のかゆみ、蕁麻疹、紅斑、皮膚の発赤)
- 消化器症状(腹痛、吐き気)
- 視覚症状(視覚の異常)
- 呼吸器症状(声のかすれ、くしゃみ、喉のかゆみ、呼吸が苦しい)
- ショック症状(顔面蒼白、意識低下)
上記の症状は起こる可能性は低いですが、起こると重篤になる可能性が高いです。
接種後、医療機関等で経過観察をするのはこれらの症状がないかの確認のためです。
ショック、アナフィラキシー時の対処はすぐに行える準備をしています。
実際に副作用(健康被害)がおきた後どうするのか?
ワクチン接種後、100%安全かといえばそうではありません。
ワクチンに限らず、医薬品には副作用(有害事象)は必ずあります。
万が一、ワクチンの接種後に副作用がおき、健康被害が生じた場合には、国による【健康被害救済制度】というものがあります。
こちら👇
✅ワクチンによる健康被害がワクチンによるものであると認定されれば、医療費等が市町村から支給されます。
✅ワクチン接種後、数日後に副作用が生じる場合もあるので、報告は積極的に行いましょう。
病院の開設者または医師は、ワクチン(医薬品含む)を受けた者が、厚生労働大臣が決めた病状を呈していることを知った時には、厚生労働大臣に報告する義務があります。
👇
予防接種法に基づく副反応疑い報告👇
このように、副作用についての情報はいろいろなところから集めることで今後の安全対策に利活用されていきます。
まとめ
以上、新型コロナワクチンに関する記事でした。
2月中には医療従事者へのワクチン接種が開始となります。
副作用の懸念から接種希望しない方もいらっしゃると思います。
私は医療従事者であるため、ほぼ強制的に接種します。
副作用についてまだわからない点も多く、心配なこともありますが、実際に副作用がおきた時には医療機関等で対処の準備はしています。
また、副作用の報告制度等で給付金の支給もあります。
ワクチン接種については自己判断となりますが、今回の記事が皆さんの今後のワクチン接種のひとつの参考になれば幸いです。
参考文献;
・コミナティ筋注 添付文書
・コナミティ筋注 適正使用ガイド
・新型コロナワクチンについてのQ&A
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇♂️
では、また👋
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