皆さん、こんにちは。うぃーず(@weeds611 )です。どうも。
今回は先日行われた高配当ETF・SPYDのリバランス(7月版)についてです。
SPYDに投資中の方は気になる情報だと思いますのでまとめてみました。
ぜひ最後までご覧ください。
✅この記事を読んで欲しい方👇
ではいってみましょう。
SPYDの概要
まずはSPYDの基本情報をおさらいしてみましょう。
【SPYD基本情報】
SPYD 銘柄 - SPDR Portfolio S&P 500 High 投資信託(ファンド)情報 - Bloomberg Markets
※S&P500高配当指数とは、S&P500指数の採用銘柄のうち配当利回りが高い80銘柄のパフォーマンスを計測する指数。
【リバランス】
SPYDは毎年1月と7月にリバランスを実施します。
SPYDはS&P500銘柄のうち配当利回りの上位80銘柄から構成されているETFですので、配当利回りが低下した銘柄は自動的に80銘柄から除外されます。
逆に言えば、株価の上昇で配当利回りが低下した優秀な銘柄が除外されることでもあります。
良いような悪いような感じですね...
2021年7月のリバランス銘柄についての詳細は後ほど。
2021年1月のリバランスについてはこちら↓
【SPYD】高配当ETFであるSPYDの2021年1月リバランスを確認!【高配当投資】 - うぃーずブログ
【SPYDチャート】
今年に入って株価、絶好調のSPYDのチャートを確認していきます。
株価チャートはYahoo!finance(Yahoo Finance - Stock Market Live, Quotes, Business & Finance News)から引用。
過去3ヶ月チャートはこちら↓
2021年6月10日に42.63ドルの設定来最高値を更新して、その後少し株価下がって8月13日現在40.55ドルといったところです。
40ドル前後のボックスを形成しています。
2020年から現在(2021年8月)までのチャートはこちら↓
2020年3月のコロナショックではー40%以上の大暴落を受けたSPYDですが、その後は順調に株価は右肩上がり!!
コロナショックで大量にスポット買いできた天才投資家は素晴らしいパフォーマンスだと思います。
コロナショックでは景気敏感セクターである金融・不動産セクターが売られた結果、SPYDは半値近く(40ドル→21ドル)まで急降下しました。
私は二番底が来るとあちらこちらで言われていたためスポット買いはできませんでした。。。
今はコロナショック前の株価に戻っており長期で保有している方は皆さん含み益になっているのではないでしょうか。
【高配当ETF[HDV、VYM]との比較】
SPYDとよく比較される高配当ETF、HDVとVYMとのチャートの比較も確認してみます。
【高配当ETF】HDVとVYMの配当利回りを確認!【2021年7月版】 - うぃーずブログ
【HDVの分配金】またまた減配‼︎高配当ETF・iシェアーズ・コア米国高配当株ETFの分配金発表!【2021年6月】 - うぃーずブログ
2021年初来のSPYD、HDV、VYMのチャート
SPYD:青色
HDV:紫色
VYM:赤色
年初来パフォーマンスは、SPYD(+25%)、HDV(+12%)、VYM(+19%)で『SPYD』が最も優秀です。
7月リバランス前のSPYDの構成セクター上位(金融、不動産、エネルギー)が好調だったことが影響しています。
バンガード社の各ETFで比較しています↓
VDE:エネルギー(青色)
VHF:金融(紫色)
VNQ:不動産(赤色)
どのセクターも年初来で20%以上のパフォーマンスを残しています。
SPYDリバランス
ここから本題に入ります。2021年7月にリバランスが実施され、組み入れ銘柄の入れ替えが行われました。
SPYDに新たに追加された9銘柄と除外された6銘柄についてみていきます。
さらに2021年1月のリバランスで除外された銘柄のその後のパフォーマンスについても確認していきます。
✅2021年1月のリバランスについてはこちらをどうぞ👇
【SPYD】高配当ETFであるSPYDの2021年1月リバランスを確認!【高配当投資】 - うぃーずブログ
【SPYDセクター比率】
今回のリバランスでSPYDのセクター比率はどうなったのか気になりますよね。
2021年6月時点(リバランス前)SPYDセクター比率
1位:金融(23.76%)
2位:不動産(19.41%)
3位:エネルギー(13.84%)
上位3セクターで57%と半分以上を占めていました。
2021年8月時点(リバランス後)SPYDセクター比率
1位:金融(18.39%)
2位:公益事業(17.36%)
3位:不動産(15.86%)
上位3セクターで51%と半分以上を占めています。
2021年7月リバランス前後でのSPYDセクター比率
金融はセクター比率1位は不動ですが、その割合が23%から18%と約5%下がっています。
2位だった不動産は3位に低下。
3位だったエネルギーは4位に低下しています。
新しく公益事業が2位に上昇しています。セクター比率も約13%から17%へ大きく増えた形になりました。
SPYDに入っている「公益事業」の銘柄としては
・Entergy Corporation(ETR)
・Public Service Enterprise Group Inc(PEG)※新規追加
・Consolidated Edison Inc(ED)
・Evergy Inc(EVRG)
・American Electric Power Company Inc(AEP)※新規追加
・Exelon Corporation(EXC)
・Southern Company(SO)
・PPL Corporation(PPL)
・Dominion Energy Inc(D)
・Edison International(EIX)
・Duke Energy Corporation(DUK)
・NiSource Inc(NI)※新規追加
・First Energy Corp.(FE)
・Pinnacle West Capital Corporation(PNW)
以上14銘柄。
【SPYDに追加された銘柄】
2021年7月リバランスで新規に追加された銘柄は以下の9銘柄となっています。
|
銘柄 |
ティッカー |
セクター |
1 |
アメリカン・エレクトリック・パワー |
AEP |
公益事業 |
2 |
ナイソース |
NI |
公益事業 |
3 |
パブリック・サービス・エンタープライズ |
PEG |
公益事業 |
4 |
生活必需品 |
||
5 |
ケロッグ・カンパニー |
K |
生活必需品 |
6 |
キンバリー・クラーク |
KMB |
生活必需品 |
7 |
カーディナルヘルス |
CAH |
ヘルスケア |
8 |
メルク |
MRK |
ヘルスケア |
9 |
ニューモント |
素材 |
※以下の株価、配当利回りは8月13日時点のデータ
①アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)
American Electric Power
- 公益事業会社。個人、法人向けに発電、送配電、電力販売を手がける。
- セクター:公益
- 株価:89.69ドル
- 配当利回り:3.30%
②ナイソース(NI)
NiSource
③パブリック・サービス・エンタープライズ(PEG)
Public Service Enterprise
General Mills
- 食品メーカー。ブランドやパッケージ物の消費者向け食品を世界で製造・販売。
- セクター:生活必需品
- 株価:59.84ドル
- 配当利回り:3.46%
⑤ケロッグ・カンパニー(K)
Kellogg Company
- 食品メーカー。シリアル(コーンフレーク)などの製造・販売。シリアルのほか、クッキー、クラッカー、トースター調理用ペイストリー、シリアルバー、フルーツスナックなども製造。
- セクター:生活必需品
- 株価:65.57ドル
- 配当利回り:3.60%
⑥キンバリー・クラーク(KMB)
KimberlyーClark Corporation
- ヘルスケア、衛生用品を世界各地で製造、販売。おむつ、ティッシュペーパー、ペーパータオル、失禁ケア製品、手術衣、使い捨てマスクなど。
- セクター:生活必需品
- 株価:136.48ドル
- 配当利回り:3.40%
⑦カーディナルヘルス(CAH)
Cardinal Health
- ヘルスケア事業者と製造業者に補完品とサービスを提供。医薬品の販売、ヘルスケア商品の製造・販売等も手がける。
- セクター:ヘルスケア
- 株価:51.70ドル
- 配当利回り:3.77%
⑧メルク(MRK)
Merck&Co.
- グローバル・ヘルスケア商品会社。処方薬、ワクチン、生物学的治療法、動物用健康食品、コンシューマーケア製品の販売。
- ダウ30銘柄
- セクター:ヘルスケア
- 株価:76.72ドル
- 配当利回り:3.39%
⑨ニューモント(NEM)
Newmont Corporation
- 鉱山会社。鉱物資源の取得、探鉱、開発に従事。
- セクター:素材
- 株価:58.84ドル
- 配当利回り:3.74%
【SPYDから除外された銘柄】
2021年7月リバランスで除外された銘柄は以下の6銘柄となっています。
|
銘柄 |
ティッカー |
セクター |
1 |
アメリカン・インターナショナル・グループ |
金融 |
|
2 |
フィフス・サード・バンコープ |
FITB |
金融 |
3 |
インベスコ |
IVZ |
金融 |
4 |
リンカーン・ナショナル |
LNC |
金融 |
5 |
COP |
エネルギー |
|
6 |
パブリック・ストレージ |
PSA |
不動産 |
※以下の株価、配当利回りは8月13日時点のデータ
American International Group
- 保険会社。金融機関などの法人や個人向けに損害保険、生命保険、退職関連サービスを提供。
- セクター:金融
- 株価:54.61ドル
- 配当利回り:2.34%
②フィフス・サード・バンコープ(FITB)
Fifth Third Bancorp
- 総合金融サービス会社。商業銀行業務、投資顧問、データ処理業務を行う。
- セクター:金融
- 株価:38.48ドル
- 配当利回り:2.78%
③インベスコ(IVZ)
Invesco
④リンカーン・ナショナル(LNC)
Lincoln National Corporation
- 金融サービス会社。年金、生命・損害・歯科保険、退職金、貯蓄制度、資産管理などのソリューションを提供。
- セクター:金融
- 株価:70.41ドル
- 配当利回り:2.38%
⑤コノコフィリップス(COP)
Conoco Phillips
⑥パブリック・ストレージ(PSA)
Public Storage
SPYDから除外されたということは株価上昇しているということなのでキャピタルゲインを狙える銘柄ともいえる???
【2021年1月リバランスで除外された銘柄のその後の株価は?】
2021年1月リバランスで除外された銘柄は?
2021年1月のリバランスでは7銘柄がSPYDから除外となっています。
バイアコムCBS(VIAC)は「アルケゴス問題」で3月に100ドルを超えてから、その後の1ヶ月で60%以上下落したという例がありましたが、
そのほかの5銘柄については、SPYDのパフォーマンスを上回っている素晴らしいパフォーマンスです✨(センチュリーリンクは社名変更のため除外)
SPYDから除外された理由が株価上昇し配当利回りが下がったため、というのが大半なので
リバランスで除外された銘柄を狙うというのも1つかもしれません!!!
SPYD運用成績
今回SPYDのリバランス情報を紹介しているということは、私も現在SPYDを保有中ということです。
SPYDは高配当ETFであり、年間配当金30万円で沖縄旅行を目指している私にとって大事なETFです。
【米国株】配当金30万円で沖縄旅行を目指すブログ【2021年6月配当金】 - うぃーずブログ
【SPYD運用成績】
○保有数量:100株
○平均取得単価:31.1288ドル
○現在値(2021年8月13日終値):40.55ドル
○評価損益(率):+942.12ドル(+30.26%)
2020年2月26日コロナショック前に38.2ドルでSPYDを買ったのが初めてでした。
それから少しずつスポット購入をして2021年8月時点で100株保有中、含み益+30%となっています。
コロナショック後は含み損が長く続いてかなり精神的にダメージを負っていましたが今ではこのパフォーマンス!
暴落時にいかに仕込めるかが大事ですね♪
【SPYD配当金】
続いて今までにいただいたSPYDの分配金です。
SPYDは1年間に4回(3月、6月、9月、12月)配当金の分配があるので、2020年2月から保有している私は6回の分配金を受け取っています。
合計金額は
163.99ドル(税引後)
もちろん配当金は再投資して複利の効果を発揮させている状況です。
もうすぐ9月の分配金もあるので今後も楽しみに保有し続けようと思います。
【2021年3月・6月の分配金情報】についてはこちらもどうぞ👇
【SPYD配当金】歓喜!また増配の2021年6月分配金情報【高配当ETF】 - うぃーずブログ
【SPYD配当金】歓喜!高配当ETFであるSPYDの増配を発表!SPYDホルダーの方おめでとう!【2021年3月】 - うぃーずブログ
今後のSPYDへの投資について
SPYDは暴落時にスポット購入!
私のSPYDへの投資方針はコレです。
SPYDはSBI証券の2021年上半期定期買付ランキング(米国ETF)1位となっており、定期買付している方がたくさんいます。
しかし、私は定期買付ではなく、コロナショックのような暴落を予想するのは困難ですが、配当利回りを見ながら買いやすい株価に下落した時にスポット購入をしていく方針としています!
まとめ
以上、2021年7月のSPYDリバランス情報でした。
新規追加されたのは9銘柄、除外されたのは6銘柄のリバランスでした。
①アメリカン・エレクトリック・パワー(AEP)
②ナイソース(NI)
③パブリック・サービス・エンタープライズ(PEG)
⑤ケロッグ・カンパニー(K)
⑥キンバリー・クラーク(KMB)
⑦カーディナルヘルス(CAH)
⑧メルク(MRK)
⑨ニューモント(NEM)
1位:金融(23.76%)→金融(18.39%)
2位:不動産(19.41%)→公益事業(17.36%)
3位:エネルギー(13.84%)→不動産(15.86%)
ここまで読んでいただきありがとうございました🙇♂️
少しでも皆さんの役に立てば幸いです😊
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