新NISAのおすすめ投資信託はある？
「全世界株式」にも色々あるけど結局どの銘柄に投資すればいいの？
この記事では、このような疑問にお答えします。
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2024年からいよいよ始まる新NISA制度。
1本で全世界に投資ができる「全世界株式」の投資信託がおすすめです。
僕も現行NISAではeMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）に投資しています。
全世界株式といっても投資対象が「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス（MSCI ACWI）」と「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス（FTSE GACI）」の2種類あります。
・MSCI ACWI：先進国（23カ国）と新興国（24カ国）の計47カ国の大型株と中型株で構成。銘柄数は約3,000で全世界の85％をカバーしている指数。
・FTSE GACI：全世界の大型から中小型株で構成。銘柄数は約9,000で全世界の98％をカバーしている指数。
この記事ではMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス（MSCI ACWI）を対象にしている投資信託に絞って徹底比較していきます。
新NISAで全世界株式に投資しようと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
- 新NISAとは？
- なぜ全世界株式がおすすめなのか？
- 全世界株式を徹底比較してみた！
- オールカントリーインデックス比較まとめ
- おすすめ！最安コストの全世界株式はどれ？
- インデックス投資におすすめの証券会社はこちら
- まとめ
新NISAとは？
まずは新NISA制度について確認しておきましょう。
2024年1月から新NISA制度が開始されますが、
投資枠が大幅に拡大され非課税期間も無期限化されるなど、とても使いやすい制度になります。
以下、金融庁が新NISAの5つのポイントをまとめています。
【新NISAでのポイント】
・非課税保有期間の無期限化
・口座開設期間の恒久化
・つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能
・年間投資枠の拡大
（つみたて投資枠：年間120万円、成長投資枠：年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能）
・非課税保有限度額は、全体で1,800万円
（成長投資枠は、1,200万円。また、枠の再利用が可能）
引用：金融庁HP（https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa2024/index.html）
現行NISAと新NISAの違いについてわかりやすくまとめてみたので参考にしてみてくださいね。
◆2023年12月末までの現行NISAまとめ◆
◆現行NISAと新NISAの違いはこちら◆
なぜ全世界株式がおすすめなのか？
次に「全世界株式」の投資信託を紹介する前に、なぜ全世界株式がおすすめなのかについて。
「全世界株式」がおすすめな理由としては以下が挙げられます。
このように投資初心者でも、この1本を選ぶことで全世界の成長に投資することができ、分散投資によってリスクを抑えることができます。
全世界株式は初心者におすすめということですね。
関連記事：【全世界株式】おすすめしない？おすすめ投資信託ベスト３！なぜ全世界株式がおすすめなのか徹底解説
全世界株式を徹底比較してみた！
では、「全世界株式」の投資信託を4つ紹介していきます。
今回は各証券ランキングで常にトップ！僕も投資しているeMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）と同じベンチマーク『MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス（MSCI ACWI）』を対象にしている、以下の投資信託について徹底比較していきます。
1️⃣：eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
2️⃣：Tracers MSCI オール・カントリー
3️⃣：はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）
4️⃣：楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
順に解説していきます。
（※各データはこの記事を作成している2023年11月17日時点のものになります）
eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
まず1つ目は、僕も投資しているeMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）です。
- 名称：eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
- 信託報酬（税込）：0.05775％以内（9/8より0.1133％以内から引き下げ）
- 実質コスト：0.111％（※）
（※ 9/8より信託報酬を引き下げ。直近決算での実質コストから、信託報酬引下げ分を差し引いているため正確な値ではありません。）
- 基準価格：20,828円
- 純資産総額（億円）：1兆6,864億円
- 設定日：2018年10月31日
- 運用会社：三菱UFJアセットマネジメント
- 1年リターン：10.66％
- 3年リターン（年率）：19.70％
- 5年リターン（年率）：13.90％
Tracers MSCI オール・カントリー
2つ目に紹介するのは、Tracers（トレーサーズ）MSCI オール・カントリーです。
- 名称：Tracers MSCI オール・カントリー
- 信託報酬（税込）：0.05775％
- 実質コスト：データなし（ただし、最大0.08775％）
- 基準価格：12,094円
- 純資産総額（億円）：20億円
- 設定日：2023年4月26日
- 運用会社：日興アセットマネジメント
- 1年リターン：データなし（6ヶ月リターンで9.78％）
- 3年リターン（年率）：データなし
- 5年リターン（年率）：データなし
2023年8月3日に「諸費用」の上限を年率0.1％から0.03％に引き下げました。
詳細はこちら。
https://www.nikkoam.com/files/lists/release/2023/230803_01_j.pdf
はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）
3つ目に紹介するのは、はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）です。
- 名称：はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）
- 信託報酬（税込）：0.05775％
- 実質コスト：データなし
- 基準価格：10,796円
- 純資産総額（億円）：12億円
- 設定日：2023年7月10日
- 運用会社：野村アセットマネジメント
- 1年リターン：データなし（1ヶ月リターンで-3.26％）
- 3年リターン（年率）：データなし
- 5年リターン（年率）：データなし
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
最後に紹介するのは、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドです。
- 名称：楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
- 信託報酬（税込）：0.05775％→0.0561％（※12/1より引き下げ）
- 実質コスト：データなし
- 基準価格：10,774円
- 純資産総額（億円）：21億円
- 設定日：2023年10月27日
- 運用会社：楽天投信投資顧問
- 1年リターン：データなし
- 3年リターン（年率）：データなし
- 5年リターン（年率）：データなし
オールカントリーインデックス比較まとめ
MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス（MSCI ACWI）を対象にしている4つの投資信託について比較した表はこちら。
（右にスクロールできます）
| MSCI ACWIをベンチマークとするオールカントリー・インデックスファンド | ||||
|---|---|---|---|---|
| ファンド名称 | eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー） | Tracers MSCI オール・カントリー | はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー） | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド |
| 信託報酬（税込） | 0.05775％以内 | 0.05775％ | 0.05775％ | 0.05775％（※12/1より0.0561％へ） |
| 実質コスト | 0.111％（※） | 最大0.08775％ | （データなし） | （データなし） |
| 設定日 | 2018年10月31日 | 2023年4月26日 | 2023年7月10日 | 2023年10月27日 |
| 運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント | 日興アセットマネジメント | 野村アセットマネジメント | 楽天投信投資顧問 |
| 販売会社 | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券ほか | 楽天証券、SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、松井証券 | SBI証券、マネックス証券、auカブコム証券、野村證券、松井証券、PayPay証券 | 楽天証券のみ |
| 純資産総額 | 1兆6,864億円 | 20億円 | 12億円 | 21億円 |
| 投信保有残高によるポイント還元 | 0.0175％（SBI証券） | 0.0175％（SBI証券） | 0.0175％（SBI証券） | 0.0175％（※12/1より0.017％）（楽天証券） |
諸費用や売買委託手数料などの隠れコストを加味した「実質コスト」がより重要です！
隠れコストは実際に運用しないと算出されないため、運用して間もない投資信託では実質コストは分かりません。
（隠れコストは目論見書ではなく「運用報告書」で確認することができます）
よって、一定期間運用したあとに実質コストを確認した上で、投資する銘柄を選択するのもいいでしょう。
（参考のため）
eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）の運用報告書を確認すると、
赤い枠のところに隠れコストが記載されています。
おすすめ！最安コストの全世界株式はどれ？
1️⃣：eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
2️⃣：Tracers MSCI オール・カントリー
3️⃣：はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）
4️⃣：楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
信託報酬が最安コストの全世界株式は？
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
0.0561％
実質コストが最安の全世界株式は？
暫定ですが・・・
Tracers MSCI オール・カントリー
最大0.08775％
Tracers MSCI オール・カントリー、はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）、楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドの3つについては運用報告書がまだ作成されていません。
今後の発表を楽しみに待ちましょう。
結局おすすめの全世界株式は？
初心者でどの投資信託を選べばいいのか悩んでいる方は、
eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
僕ならこの1本をおすすめします！
（投資にゼッタイはないので、自己責任でお願いします。すみません。）
理由はこちら。
・低コストで全世界株式に投資できるから。
→100万円投資しても年間コストはたったの1,110円
・業界最低水準の運用コストを目指す！「eMAXIS Slimシリーズ」だから。
→今後も低コストを追求してくれると期待
・純資産総額が1.6兆円を超えているから。
→投資信託のコストを低く抑えられる
・どの証券会社でも投資ができる
→信託報酬最安の楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンドは楽天証券のみ
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関連記事：【ハピタス完全攻略】最短でハピタスゴールド会員へランク上げする方法【ゴールド会員特典は最強！】
まとめ
この記事では、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス（MSCI ACWI）を対象にしている投資信託について徹底比較しました。
1️⃣eMAXIS Slim全世界株式（オール・カントリー）
2️⃣Tracers MSCI オール・カントリー
3️⃣はじめてのNISA ・全世界株式インデックス（オール・カントリー）
4️⃣楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
新NISAでおすすめの全世界株式！
今回の記事が新NISAでどの銘柄に投資しようか悩んでいるあなたの参考になれば幸いです。
この記事が「わかりやすかったよ！」
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